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Development of useful applet application.

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MX Linux 19.1

MX Linuxは、Debian安定版がベースとなるLinuxで、デスクトップ環境にXfceを用い、32ビット・64ビット両方用意されています。 左画像は、32ビット版をlenovo ThinkPad X100eにインストールし、カスタムした後のMX Linux 19.1です。
インストール直後のメモリ使用量(32ビット版で確認)は約300MBなので、旧PCで運用することも可能です

サポート期間

2024年(予定)

インストール直後に行うこと

ソフトウェアの更新

  1. パネル上の□(MX Update)を右クリックし、[Check for Updates]を選択します。
  2. アップデートのチェックが終了したら、□を右クリックし、[表示・更新]を選択します
  3. [upgrade]ボタンをクリックします

日本語のインストール、及び設定

  1. □→[MX Tools]→[MX Package Installer]を選択します
  2. [Popular Application]タブの[言語]をクリックし、以下のパッケージをチェックして、[Install]ボタンをクリックします
    japanese_Fonts
    japanese_Input_fcitx
    japanese_Firefox
    japanese_Libreoffice
    japanese_Thunderbird
    
    メッセージでパッケージが見つからないと表示された場合、□→[MX Tools]→[MX Repo Manager] を選択し、別のレポジトリを試します(近い場所を選択するとよい)
  3. 続行しますか?[Y/n]と表示されたら、[y]と入力し、[Enter]キーを押します
  4. [Processing finished successfully]と表示されたら、[OK]ボタンをクリックします
  5. [Stable Repo]タブの右上にあるテキスト入力箇所に[mozc]と入力し、リストの中の[mozc-utils-gui]をチェツクし、[Install]ボタンをクリックします
  6. 続行しますか?[Y/n]と表示されたら、[y]と入力し、[Enter]キーを押します
  7. [Processing finished successfully]と表示されたら、[OK]ボタンをクリックします
  8. [×Close]ボタンをクリックしてMX Package Installerを閉じます
  9. 再ログインすると、fcitx-mozcが使用できるようになります

manコマンドの日本語化

端末で下記のコマンドを実行してインストールします
$ sudo apt install manpages-ja manpages-ja-dev
日本語に翻訳されていないコマンドは英語で表示されます

アイコンクリック動作を変更

デフォルトでは、アイコンの動作がシングルクリックになっているので、ダブルクリックに変更します
  1. デスクトップを右クリックし、[デスクトップの設定]を選択します
  2. [アイコン(I)]タブの[シングルクリックでアイテムをアクティベートする]のチェックマークを外し、[×閉じる(C)]をクリックします
  3. ファイルマネージャー(thunar)を起動し、[編集(E)]→[設定(E)...]を選択します
  4. [振る舞い]タブの[ダブルクリックでアイテムをアクティブにする(S)]をチェックし、[×閉じる(C)]ボタンをクリックします

Firefoxの日本語化

もし、Firefoxが日本語になっていなかった場合、以下の方法で切り替えることができます
  1. Firefoxを起動します
  2. □(メニュー)ボタンをクリックし、[Preferences]を選択します
  3. [General]パネルの[Language]セクションで、ドロップダウメニューから[Japanese]を選択します。もし、入ってなければ[Japanese]を選択し[Add]ボタンをクリックします
  4. Firefox を再起動します

ノートパソコンを閉じたときの処理

デフォルトでは[ディスプレイの電源を切る]になっているので[サスペンド]に変更します
  1. □→[設定]→[電源管理]を選択します
  2. [一般]タグの[ラップトップ蓋]の[ラップトップの蓋が閉じられたとき]を[サスペンド]に変更します
  3. [×閉じる]をクリックします
  4. サスペンドにする理由は、電源が入ったまま長時間ノートパソコンの蓋を閉じたとき、パソコンの熱でモニターの焼き付けを防ぐためです

ノートパソコンを開けたときの処理

デフォルトでは[画面のロック]になっているので、これを解除します
  1. □→[設定]→[電源管理]を選択します
  2. [システム]タグをクリックします
  3. [スリープ状態へ遷移中は画面をロックする]のチェックマークを外します
  4. [×閉じる]をクリックします

パネルの挙動を以前の状態に戻す

インストール直後のパネルでは、起動アプリケーションがページに関わらず全て表示されます
  1. □→[設定]→[MX Tweak]を選択します
  2. [その他]タブの[Show windows from all workspace in panel]のチェックマークを外し、[適応]ボタンをクリックします
  3. [×閉じる]ボタンをクリックして、MX Tweakを閉じます

マウスホイールのデスクトップ切替を無効化

  1. □→[設定]→[ウィンドウマネージャー(詳細)]を選択します
  2. [ワークスペース]タグの[ワークスペースの切り替えにデスクトップ上のマウスホイールを使用する(M)]のチェックマークを外し、[×閉じる(C)]ボタンをクリックします

フォームのタイトルに配置されている折り畳む[^]ボタンの非表示

  1. □→[設定]→[ウィンドウマネージャー]を選択します
  2. [スタイル(S)]タグの[ボタン配置]の[表示する]領域にある折り畳む[↑]ボタンをドラッグし、[表示しない]領域でドロップします
  3. [×閉じる(C)]ボタンをクリックします

デスクトップアイコンのツールチップ非表示

  1. □→[設定]→[デスクトップ]を選択します
  2. [アイコン(I)]タグの[アイコンのツールチップを表示する]のチェックマークを外し、[×閉じる(C)]ボタンをクリックします

壁紙をオリジナル画像に変更

  1. □→[設定]→[デスクトップ]を選択します
  2. [フォルダー]ボタンをクリックし、[その他...]を選択し、オリジナル画像が含まれているフォルダを選択し、[開く(O)]ボタンをクリックします
  3. 壁紙にしたい画像を選択し、[×閉じる(C)]ボタンをクリックします
デフォルトの壁紙フォルダは/usr/share/backgrounds/です

ファイアウォールの有効化(gufwのインストール)

  1. □→[設定]→[ファイアウォール設定ツール]を選択します
  2. ステータスを[オン]にして、Incomingでdeny(外部から入ってくるパケットは全て拒否)にします
  3. [ファイアウォール設定ツール]ウィンドウをを閉じます

Conkyのインストール、および自動起動設定

デスクトップにシステムモニターを貼り付けることができます
  1. ここで設定するConkyはカレンダー(gcal)を使用しているので、端末で下記のコマンドを実行してgcalをインストールします
    $ sudo apt install gcal
  2. ここで設定するConkyはHDD温度取得(hddtemp)を使用しているので、hddtempのパーミションを変更します
    $ sudo chmod u+s /usr/sbin/hddtemp
  3. Conkyの設定ファイルを入れるフォルダを作成します
    $ mkdir ~/.conkyrc/WhiteRight
  4. Conkyの設定ファイル作成するので、端末で下記のコマンドを実行してテキストエディタを起動します
    $ featherpad ~/.conkyrc/WhiteRight/WhiteRight
  5. 下記の内容を追加し、保存したあと、テキストエディタを終了します
    #======================================================
    # .conkyrc for ML Linux
    #======================================================
    use_xft yes
    xftfont DejaVu Sans Mono:size=9
    xftalpha 1
    own_window yes
    own_window_type normal
    own_window_class Conky
    own_window_transparent no
    own_window_argb_visual yes
    own_window_argb_value 0
    own_window_hints undecorated,below,sticky,skip_taskbar,skip_pager
    double_buffer yes
    alignment top_right
    gap_x 5
    gap_y 30
    maximum_width 154
    update_interval 2.0
    total_run_times 0
    background yes
    border_width 1
    cpu_avg_samples 2
    default_color lightgray
    default_outline_color lightgray
    default_shade_color lightgray
    draw_borders no
    draw_graph_borders yes
    draw_outline no
    draw_shades no
    minimum_size 5 5
    net_avg_samples 2
    no_buffers yes
    out_to_console no
    out_to_stderr no
    extra_newline no
    stippled_borders 0
    uppercase no
    use_spacer none
    show_graph_scale no
    show_graph_range no
    TEXT
    Today ${hr}
    ${font size=20}${time %Y  %m/%d  %H:%M}${font}
    #------------------------------------------------------
    # Install gcal
    Calendar ${hr}
    ${execi 600 gcal --type=standard -s Su | grep -v "^ *$" | colrm 23 26 | colrm 45 48}
    #------------------------------------------------------
    System ${hr}
    Kernel:${alignr}$kernel
    Processor:${alignr}${scroll 12 1 ${execi 1000 cat /proc/cpuinfo | grep 'model name' | sed -e 's/model name.*: //'| uniq}}
    ${color lightgray}CPU: $cpu%${alignr}${freq} MHz
    Temp. ${acpitemp}C
    ${cpugraph 20}
    RAM ${alignr}$mem / $memmax
    ${alignr}($memperc%)
    ${membar 10}
    Swap ${alignr}$swap / $swapmax
    ${alignr}($swapperc%)
    ${swapbar 10}
    HDD ${alignr}${fs_used /} / ${fs_size}
    #------------------------------------------------------
    # Install hddtemp
    # $ sudo chmod u+s /usr/sbin/hddtemp
    Temp. ${execi 60 hddtemp /dev/sda -n -unit=C}C ${alignr}(${fs_used_perc /}%)
    #------------------------------------------------------
    ${fs_bar 10 /}
    Host name:${alignr}$nodename
    IP Addr.:${alignr}${addr wlan0}
    Network Up ${upspeed wlan0}
    ${alignr}Down ${downspeed wlan0}
    ${upspeedgraph wlan0 20,73} ${downspeedgraph wlan0 20,73}
    DiskI/O Wrt ${diskio_write}
    ${alignr}Read ${diskio_read}
    ${diskiograph_write 20,73} ${diskiograph_read 20,73}
    Highest CPU $alignr CPU%
    ${top name 1}$alignr${top cpu 1}
    ${top name 2}$alignr${top cpu 2}
    ${top name 3}$alignr${top cpu 3}
    Highest MEM $alignr MEM%
    ${top_mem name 1}$alignr${top_mem mem 1}
    ${top_mem name 2}$alignr${top_mem mem 2}
    ${top_mem name 3}$alignr${top_mem mem 3}
    
    wlan0で記述している箇所は、[ip addr show]コマンドを実行して、当てはまるネットワークドライバーに変更します
  6. □→[アクセサリ]→[Conky Manager]を選択します
  7. 現在使用されているConkyの設定のチェックマークを外し、[~/.conkyrc/WhiteRight/WhiteRight]をチェックします
  8. [Conky Manager]を閉じます

Plank(ドック)のインストール、及び設定

ドックの中でも、軽量なPlankを使用します
Plankの設定は、[Ctrl]キーを押しながら、Dockを右クリックして[設定]を選択します
Plankを使用しているとき、[パネルの設定]を開くと、Plankに[パネルの設定]アイコンが残ってしまう問題があります (参考: https://bugs.launchpad.net/plank/+bug/1694037)

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