Xubuntu 18.04 LTS
Xubuntuは、Ubuntuコミュニティーから公式に派生したLinuxディストリビューションで、デスクトップ環境には Xfce を採用している。
サポート期間
2021年4月迄インストールする前に
ネットワークに接続し、インストール中に最新情報をインストールするように設定します。これで、Mozc(日本語入力システム)がインストールされます。
インストール直後に行うこと
ソフトウェアの更新
→[設定]→[ソフトウェアの更新]
言語サポート
- →[設定]→[言語サポート]を選択します
- "言語サポートが完全にはインストールされていません"のメッセージが表示されたら、[インストール(I)]ボタンをクリックします
- [言語サポート]ウィンドウの[言語]タブの[システム全体に適応]ボタンをクリックします
- [地域フォーマット]タブの[システム全体に適応]ボタンをクリックします
- [×閉じる(C)]ボタンをクリックします
manコマンドの日本語化
端末で下記のコマンドを実行してインストールします$ sudo apt install manpages-ja manpages-ja-dev
日本語に翻訳されていないコマンドは英語で表示されます
時計の表示内容を変更
- タスクバーの時計を右クリックして[プロパティ]を選択します
- [時計]ウィンドウが表示するので、[表示形式]を[カスタム]に設定し%H:%Mに変更します
- [×閉じる(C)]ボタンをクリックします
ワークスペースの設置
- 何もない部分のタスクバーを→クリックして[パネル(L)]→[パネルの設定(E)...]を選択します
- [パネル]ウィンドウが表示するので、[アイテム(M)]タブの[+]ボタンをクリックします
- [ワークスペーススイッチャー]を選択し、[+追加(A)]ボタンをクリックします
- [ワークスペーススイッチャー]を選択し、[↑]ボタンをクリックして位置を調整します
- [×閉じる(C)]ボタンをクリックします
- →[設定]→[ワークスペース]を選択します
- [ワークスペース]ウィンドウが表示するので、必要な数のワークスペースを指定し、[×閉じる(C)]ボタンをクリックします
システムフォントサイズの変更
Lubuntuと比べるとシステムフォントのサイズが少し小さいので、変更します- →[設定]→[外観]を選択します
- [フォント]タブの[デフォルトフォント(T)]のサイズを10に変更します
- [×閉じる(C)]ボタンをクリックします
- →[設定]→[ウィンドウマネージャ]を選択します
- [スタイル(S)]タブの[タイトルのフォント(T)]のフォントサイズを11に変更します
- [×閉じる(C)]ボタンをクリックします
デスクトップの[ファイルシステム]と[ホーム]アイコンの非表示
- →[設定]→[デスクトップ]を選択します
- [アイコン(I)]タブの[デフォルトアイコン]リスト内の[ファイルシステム]と[ホーム]のチェックマークを外します
- [×閉じる(C)]ボタンをクリックします
ノートパソコンを閉じたときの処理
デフォルトでは[画面のロック]になっているので[サスペンド]に変更します- →[設定]→[電源管理]を選択します
- [一般]タグの[ラップトップ蓋]の[ラップトップの蓋が閉じられたとき]を[サスペンド]に変更します
- [×閉じる]をクリックします
ノートパソコンを開けたときの処理
デフォルトでは[画面のロック]になっているので、これを解除します- →[設定]→[電源管理]を選択します
- [セキュリティ]タグをクリックします
- [スリープ状態へ遷移中は画面をロックする]のチェックマークを外します
- [×閉じる]をクリックします
画面がブランクになるのを調整
- →[設定]→[電源管理]を選択します
- [ディスプレイ]タグの[電源を切断するまでの時間]のバーを調整して[×閉じる]をクリックします
標準のテキストエディタの調整
テキストエディタMousepadを使いやすいように設定します- Mousepadを起動します
- [編集(E)]→[設定]を選択します
- [表示]タブの[行番号を表示する],[行の右マージンを表示する],[行を折り返す]をチェックします
- [ウィンドウ]タブの[ツールバーを表示する]、[ステータスバーを表示する]をチェックします
- [×閉じる(C)]ボタンをクリックします
壁紙をオリジナル画像に変更
通常の壁紙とログイン画面に使用されている壁紙は、同じものを使用しています- 端末で、下記のコマンドを実行して、画像を壁紙用フォルダへコピーします
$ sudo cp XXXX.jpg /usr/share/xfce4/backdrops/
- →[設定]→[デスクトップ]を選択し、コピーした画像を選択し、[×閉じる(C)]ボタンをクリックします
ファイアウォールの有効化
- →[すべて]→[ソフトウェア]を選択します(設定項目からソフトウェアが消えているため)
- [検索]にgufwと入力し、[インストール]ボタンをクリックします
- [ソフトウェア]ウィンドウを閉じます
- →[設定]→[ファイアウォール設定ツール]を選択します
- ステータスを[オン]にして、Incomingでdeny(外部から入ってくるパケットは全て拒否)にします
- [ファイアウォール設定ツール]ウィンドウをを閉じます
Conkyのインストール、および自動起動設定
デスクトップにシステムモニターを貼り付けることができます- 端末で、下記のコマンドを実行します
$ sudo apt-get install conky-all
- gcalをインストールします
$ sudo apt-get install gcal
- hddtempのパーミションを変更します
$ sudo chmod u+s /usr/sbin/hddtemp
- conkyの設定ファイル作成するので、端末で下記のコマンドを実行してテキストエディタを起動します
$ mousepad ~/.conkyrc
- 下記の内容を追加し、保存したあと、テキストエディタを終了します
#====================================================== # .conkyrc for Xubuntu #====================================================== use_xft yes xftfont DejaVu Sans Mono:size=9 xftalpha 1 own_window yes own_window_type normal own_window_class Conky own_window_transparent yes own_window_hints undecorated,below,sticky,skip_taskbar,skip_pager double_buffer yes alignment top_right gap_x 5 gap_y 30 maximum_width 154 update_interval 2.0 total_run_times 0 background yes border_width 1 cpu_avg_samples 2 default_color lightgray default_outline_color lightgray default_shade_color lightgray draw_borders no draw_graph_borders yes draw_outline no draw_shades no minimum_size 5 5 net_avg_samples 2 no_buffers yes out_to_console no out_to_stderr no extra_newline no stippled_borders 0 uppercase no use_spacer none show_graph_scale no show_graph_range no TEXT Today ${hr} ${font size=20}${time %Y %m/%d %H:%M}${font} #------------------------------------------------------ # Install gcal Calendar ${hr} ${execi 600 gcal --type=standard -s Su | grep -v "^ *$" | colrm 23 26 | colrm 45 48} #------------------------------------------------------ System ${hr} Kernel:${alignr}$kernel Processor:${alignr}${scroll 12 1 ${execi 1000 cat /proc/cpuinfo | grep 'model name' | sed -e 's/model name.*: //'| uniq}} ${color lightgray}CPU: $cpu%${alignr}${freq} MHz Temp. ${acpitemp}C ${cpugraph 20} RAM ${alignr}$mem / $memmax ${alignr}($memperc%) ${membar 10} Swap ${alignr}$swap / $swapmax ${alignr}($swapperc%) ${swapbar 10} HDD ${alignr}${fs_used /} / ${fs_size} #------------------------------------------------------ # Install hddtemp # $ sudo chmod u+s /usr/sbin/hddtemp Temp. ${execi 60 hddtemp /dev/sda -n -unit=C}C ${alignr}(${fs_used_perc /}%) #------------------------------------------------------ ${fs_bar 10 /} Host name:${alignr}$nodename IP Addr.:${alignr}${addr wlan0} Network up${upspeed wlan0} down${downspeed wlan0} ${upspeedgraph wlan0 20,73} ${downspeedgraph wlan0 20,73} DiskI/O wrt${diskio_write} read${diskio_read} ${diskiograph_write 20,73} ${diskiograph_read 20,73} Highest CPU $alignr CPU% ${top name 1}$alignr${top cpu 1} ${top name 2}$alignr${top cpu 2} ${top name 3}$alignr${top cpu 3} Highest MEM $alignr MEM% ${top_mem name 1}$alignr${top_mem mem 1} ${top_mem name 2}$alignr${top_mem mem 2} ${top_mem name 3}$alignr${top_mem mem 3}
- 端末で、下記のコマンドを実行してテキストエディタを起動します
$ mousepad ./.conkydelay.sh
- 下記の内容を追加し、保存したあと、テキストエディタを終了します
#!/bin/sh sleep 10 && conky
- 端末で、下記のコマンドを実行してパーティションを変更します
$ chmod 755 ./.conkydelay.sh
- →[設定]→[セッションと起動]を選択します
- [自動開始アプリケーション(L)]タブの[+追加(A)]ボタンをクリックします
- 以下のように設定し、[OK(O)]ボタンをクリックします
名前 Conky コマンド ./.conkydelay.sh - 再ログインします
Cairo-Dockのインストール
- →[設定]→[Synapticパッケージマネージャ]を選択します(ソフトウェアからインストールするとアドオンが入りません。Synapticパッケージマネージャはソフトウェアからインストールします)
- 端末で、下記のコマンドを実行します(これがないと、ゴミ箱やフォルダのシステムリンクがうまくいきません)
$ sudo apt-get install cairo-dock-gnome-integration-plug-in
- [検索]ボタンをクリックし、cairo-dockと入力し、[検索(S)]ボタンをクリックします
- リスト内のcairo-dockの左側のボックスを右クリックして、[インストール指定]を選択し、[適用]ボタンをクリックして、インストールします
- [Synapticパッケージマネージャ]ウィンドウを閉じます
- →[設定]→[セッションと起動]を選択します
- [自動開始アプリケーション(L)]タブの[+追加(A)]ボタンをクリックします
- 以下のように設定し、[OK(O)]ボタンをクリックします
名前 Cairo-Dock コマンド /usr/bin/cairo-dock - 再ログインします
LibreOffice
デフォルトでは、DrawとImpressがインストールされていないので、インストールします- →[設定]→[ソフトウェア]を選択します
- [検索]にLibreOfficeと入力し、LibreOffice DrawとLibreOffice Impressの[インストール]ボタンをそれぞれクリックします
- [ソフトウェア]ウィンドウを閉じます
Adobe flash pluginのインストール
- →[設定]→[ソフトウェアとアップデート]を選択します
- 「ソフトウェアとアップデート」ウィンドウが表示されるので、[他のソフトウェア]タブの[Canonical パートナー]のチェックし、[×閉じる(C)]ボタンをクリックし、[再読込]ボタンをクリックします
- 端末で、下記のコマンドを実行します
$ sudo apt-get install adobe-flashplugin
IPv6の無効化
- 端末で、下記のコマンドを実行します
$ sudo mousepad /etc/sysctl.conf
- 下記を追加します
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1 net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1 net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6 = 1
- 端末で、下記のコマンドを実行します
$ sudo sysctl -p
- 管理者権限で /etc/default/grubファイルを開きます
$ sudo mousepad /etc/default/grub
- [GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT]パラメータに、[ipv6.disable=1]を追記し保存します
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="ipv6.disable=1 quiet splash"
- 変更内容を反映させます
$ sudo update-grub
- FirefoxのIPv6を無効にします
Firefoxを起動し、アドレスバーにabout:configと入力してEnterキーを押し、フィルタの欄にipv6と入力して表示された[network.dns.disableIPv6]をダブルクリックして値を[false]から[true]に変更します。その後、Firefoxを再起動します。