Vine Linux 4
不要なサービスの停止
不要なサービスを停止することによりCPUの負担を軽減させます- サービスの設定メニューを表示します
[デスクトップ]→[システム管理]→[サービスの管理]で、[サービスの設定]を表示します
- サービスの設定メニューから不要なサービスのチェックマークを外します
名称 内容 anacron 一定期間毎にコマンドが実行されているか監視して、一定期間コマンドが実行されていないとそれを実行する。crondとペア atd コマンドの遅延実行を有効にするサービス crond 決められた時間にジョブを実行するのに必要なサービス cups Unix系OS用のモジュール化された印刷システム mdmonitor RAID(複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術)監視 postfix メールサーバー sshd SSHで通信するために必要。リモートメンテナンスで必要 - サービスの設定メニューを閉じます
- 再起動します
Sambaサーバーを使ってWindowsとファイル共有
- SynapticパッケージマネージャをつかってSambaをインストールします
- ホスト名が設定されていなければ、ホスト名を設定します
[デスクトップ]→[システム管理]→[ネットワーク管理]を選択し、 [全般]タグを選択し、[ホスト名(H):]にホスト名(半角英数)を入力し、[OK]をクリックします。 警告メッセージがでますので、[ホスト名を変更する]をクリックし、再起動します。
- /etc/samba/smb.confファイルを変更します
端末で入力
$ su パスワード:パスワードを入力 # vi /etc/samba/smb.conf
変更箇所workgroup = ワークグループ名 server string = サーバの説明(コメント) security = user encrypt passwords = yes hosts allow = 192.168.1. 許可するホスト ;[homes]homes以下をコメント(頭に;(セミコロン)をつけます)にします ; comment = %U's Home Directory ; blowseable = no ; writable = yes ; create mask = 0644 ; directory mask = 0755
- Windowsのユーザー名を登録します
# smbpasswd -a ユーザー名 New SMB password: パスワード Retype SMB password: パスワード
- [デスクトップ]→[システム管理]→[セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]を選択し、Sambaにチェックマークを付けて、[OK]をクリックします
- [デスクトップ]→[システム設定]→[サービスの管理]を選択し、フォルダの共有サービス(smb)にチェックマークを付けて、[OK]をクリックします。
※Vine 6以上の場合、nmbも同様に起動させます
- 共有フォルダを作成し、そのフォルダを右クリックして[フォルダの共有]を選択します
- 共有プロトコルを[SMB]にして、[フォルダのブリッジを許可する]にチェックマークを付けて、あとは個々の設定を行い[OK]をクリックします。
Sambaクライアントを使って、Windowsのファイル共有へアクセスする
- Synapticを使ってsamba-clientをインストールします
- マウント先ディレクトリィを作成します
$ sudo mkdir /mnt/マウント先名
- マウントします
$ sudo smbmount //ホスト名またはホストID/ディレクトリ /mnt/マウント先名 -o username=ユーザー名codepage=cp932,iocharset=euc-jp
- これてWindowsのファイル共有へアクセスできます。終了するときは、アンマウントします
$ sudo smbumount /mnt/マウント先名
無線LAN
NEC Aterm WL11CBの場合
- 無線LANを接続してから、PCを起動します
- /etc/pcmcia/configファイルに以下の文を追加します
card "NEC Aterm", "WL11C (PC-WL/11C)", "Version 01.01", "" manfid 0x0156, 0x0002 bind "orinoco_cs"
無線LAN動作状況を参照 - [デスクトップ]→[システム管理]→[ネットワークの管理]を選択します
- [無線LAN接続]をクリックし、[プロパティ]ボタンを選択します
- [この接続を有効にする]にチェックマークを付け、ESSIDとWEPを合わせ、設定が完了したら[OK]ボタンをクリックします
- 無線LAN接続の項目が[インタフェースeth1は有効です]に変われば、設定完了です。[OK]ボタンをクリックします
無線LAN接続後に音が出なくなった場合
サウンドデバイスの自動認識がはずれる場合があります。その場合、下記の方法で設定します。- 管理者権限(su)でalsaconf(サウンドデバイス認識ソフト)を起動させます
$ su パスワード(P): パスワードを入力 # cd /usr/sbin # ./alsaconf
- メニューに従って、サウンドデバイスを指定します
- 音量を調節します
設定後は接続するが、OSを再起動すると接続しなくなる場合
- 管理者権限(su)でifupコマンドを使って確認します
$ su パスワード(P): パスワードを入力 # /sbin/ifup eth1 Error for wireless request "Set Encode" (8B2A) : invalid argument "*****".
- 上記のメッセージの原因がわからないので、下記の方法で対処します
# vi /etc/rc.d/rc.local
下記の内容を追加します# Wireless LAN connect /sbin/iwconfig eth1 essid SSID key s:WEP
SSID…任意のSSID
WEP…任意のWEPキー
希に接続しなくなり、ルータを再起動しないと再接続しなくなってしまう場合
-
使用チャンネルを固定することで、解決する場合があります
スピーカーから音が出ない
デバイスの指定が違ってる可能性があります- 音量調節アイコンをダブルクリックします
- 音量コントロールウィンドウが表示されます
[ファイル(F)]→[デバイスの変更(C)]の中で、複数のデバイスが表示された場合、違うデバイスを選択して音が出るか確認します。
シャットダウン時にirqbalanceが[FAILED]
- 端末を開き、管理者権限(su)で/use/sbin/setupを実行します
$ su パスワード: パスワードを入力 # /usr/sbin/setup
- システムサービス設定(カーソルキーの↓で移動)を選択し、設定ツールを実行(Tabキーで移動)を選択(スペースキーで選択)します
- irqbalance項目を探し(カーソル↓で移動)[*]を外します(スペースキーで外れます)
- 完了(Tabキーで移動)を選択(スペースキーで選択)します
- 終了(Tabキーで移動)を選択(スペースキーで選択)します
Vine Linux 4.2で修正されました
自動ログインができない
Vine Linux 4.2
[デスクトップ]→[システム管理]→[ログイン画面]での自動ログインが設定できない
管理者権限(su)で、/etc/X11/gdm/custom.confファイルの[daemon]セクションに下記の内容を追加します
[daemon] AutomaticLoginEnable=true AutomaticLogin=自動ログインするユーザ名
一時休止(サスペンド)機能
Vine Linux 4.1, 4.2Vine4.1よりソフトウェアサスペンドが導入されています。 但し、このソフトウェアは管理者権限(su)でしか実行できないので、一般ユーザーからでも実行できるようにします。
- 管理者権限(su)で、/etc/sudoersを編集します
$ su パスワード(P): パスワードを入力する # chmod 640 /etc/sudoers # vi /etc/sudoers
追加内容user名 ALL=(root) NOPASSWD: /usr/sbin/hibernate
user名…ユーザー名 - /etc/sudoersのアクセス権限を元に戻します
# chmod 440 /etc/sudoers
- 以上で設定は完了です。下記のコマンドでサスペンドが実行されます
$ sudo /usr/sbin/hibernate
サスペンド復帰後、無線LANの回線がよく切れます。回線がきれた場合、親機の電源を切らないと復帰しない場合があります。
ThinkPadのトラックボールでスクロール機能
- /etc/X11/xorg.confの[InputDevice]セクションに、以下の設定項目を追加します
Option "EmulateWheel" "true" Option "EmulateWheelButton" "2"
- [Ctrl]+[Alt]+[Backspace]でXを再起動してください
中ボタンを押しながらトラックポイントを操作すると,ホイールマウスと同様の縦スクロールができるようになります。